ヒルギ林

   

2017年3月30日

天気:晴れ時々曇り 温度:24度

塩水と真水の混じ合う場所を汽水域といいますが、亜熱帯地方の沖縄の汽水域にはマングローブの林が育っています。沖縄本島のマングローブの林にはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキが生育しています。

これらの植物は陸上に生えている植物群とは環境がちがうので、生きていくための知恵が沢山あります。一般的に陸上の植物は塩水をかけられると枯れてしまいますが、マングローブはそんな柔ではありません。根は常に海水に触れているので、海水に対する機能が備わっています。根っこで塩分を濾過し、葉に塩分を貯めています。ある程度貯まると葉を切り離し、また別の葉に蓄積します。葉が黄色くなれば、塩分たっぷりの葉です。この機能はヤエヤマヒルギが持っているようです。

 

マングローブの根はタコ足状になって地表の上の方から生えてきます。生息する場所は泥状の土で柔らかく足場が不安定のため、足場を補強する役目もタコ足状がしているようです。

ヒルギは休眠期がなく親から栄養分を吸収しながら発根し、数cmにもなります。このように樹上で発芽するものを胎生種子といい、長い時は1年ほどかかって成熟するそうです。樹の下に向かってストーンと落ちて、波間を漂ったり、直接土に刺さったりして成長します。ヒルギは漢字で書くと、蛭木や漂木と書きます。波間を漂よっているのを見ると漢字ってとてもすばらしいなと思いました。オヒルギは別名「アカバナヒルギ」と呼ばれ、赤いガク片が有名で、開花時期は3-5月で花は淡い黄色が咲きます。子どもの大好きなタコさんウインナーみたいで可愛いですね。胎生種子がメヒルギより、太く逞しいので、オヒルギと名付けられたようです。

やがてこのように成長してゆきます。

沖縄の方言で「トントンミー」と呼ばれる「はぜ」や、自分の身体より大きなはさみを持つ「シオマネキ」などを見る事ができます。時間を気にせずじっと見てると思わぬものを見る事ができますよ。東村の慶佐次川はヤエヤマヒルギの北限としても有名です。

撮影日:2017/03/06

撮影場所:東村

沖縄コールセンター 竹内 大輔

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