| 島々自慢新聞2005年05月号 |
| 南の島の染め織りめぐり6 |
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| 糸の原料となる苧麻(ちょま)。この繊維をアワビの貝殻でしごき、さらに手指で裂いて極細の糸をつくりだす。撮影・垂見健吾 |
| 琉球王府時代、八重山諸島と同様に宮古でも布は税として納めるものでした。15歳から50歳までの女性はひたすら機(はた)を織り続け、重い税に苦しめられましたが、その過酷な税負担が織物の質の向上をうながしたのも事実です。とくに宮古上布は人の指先が紡ぎ出すごくごく細い糸から生まれる精緻(せいち)な織りが特徴となりました。 着尺(きじゃく)の幅は約38センチ。宮古上布はこの幅に経糸(たていと)をじつに1120本も通しています。これは他の上布をはるかに上回る数で、いかに糸が細いかがわかります。 島では糸をつくる苧績(うーう)みから図案作成、絣括(かすりくく)り、染め、織りとそれぞれ専門家がいて分業になっています。 なかでも苧麻(ちょま)という植物の茎から糸をつくる苧績みの作業は、もっぱらお年寄りの仕事ですが、これが今、人材不足に悩まされています。いまどきの島のお年寄りはゲートボールや老人会の集まりなどに忙しく、ゆっくり糸績みをしてくれる人が減っているからです。 爪でいくども繊維を裂き、紡いだ糸を拠り合わせる作業は、気の遠くなるような手わざの世界。1反の布も、すべてはこの1本の糸から始まります。島の人たちの工夫で、この伝統の技術が途絶えることのないよう祈るばかりです。 |
![]() 最近は植物で染めた自然の色を生かした上布もつくられる ようになったが、やはり宮古上布といえばこの紺上布。 |
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昔はどの家でもおばあが苧績みを している光景が見られたが、 最近のおばあは忙しく、島では 常に糸が不足している状態だ。 |
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お待たせしました。 2005年5月のカレンダーです。 沖縄の風物を絵にしたカレンダーをお届けしています。 お気に召しましたら、プリントアウトしてお使いください。 |
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