島々自慢新聞2006年4月号

しま便りロゴ無人の家を守る人々新城島(ぱなり)
はての浜
久米島の東の海上に連なる「はての浜」は、真っ白い砂だけでできた島。周囲の海ではスノーケリングが楽しい。

パナリ焼き かつてこの島だけでつくられていたパナリ焼。

島の中
島の中はしんとした静けさに包まれている。だが、不思議と寂しさはない。

に近づくにつれ、海の透明度が上がっていくのがわかる。コンクリートで固めただけの桟橋の周囲では、ひらひら泳ぐトロピカルフィッシュが手に取るように見えた。
 出迎えてくれた島仲信良さんに海の美しさを称えると「汚す人がいないからね」と自慢気だ。八重山諸島のひとつ、新城島の人口は6世帯6人(平成17年12月現在)。だが冬場などは島を離れる人も多く、実際には島にひとり、ということもあるという。区長をしている島仲さんも石垣島にも住まいを持ち、行ったり来たりしているそうだ。
 だが、桟橋から伸びる道はきれいに清掃され、決して寂しげではない。島の中を歩くと、どう数えても家の数が多い。無人の家がいくつもあるのを不思議に思い島仲さんに聞くと、祭りのためだという。
この島では毎年7月下旬に豊年祭が行われる。これは撮影や録音禁止、人に祭りの様子を語るのもだめ、という秘祭で、「アカマタ、クロマタ」という神様が現れる。この祭りの間、島の出身者はもちろんのこと、500人もの人が祭りを見にやってくる。そのために島を離れた人々も、家だけは残しているのだ。見ると、どの家も荒れた様子はない。前庭を広くとった造りになっているのは、祭りのときに神様を迎えるためだ。
過疎の波にさらされ、生活のために島を離れても、心のよりどころはしっかり故郷に残っている。そのことに誇りさえ持っているような新城島の人々の生き方が、少しうらやましくなった。

新城島MAP

無人の浜
新城島(ぱなり)
人の住む上地島と牧場のある下地島のふたつからなり、ふたつの島が離れているので「パナリ」と呼ばれる。島への定期船はなく、住民の要請で石垣島から西表島行きの船が立ち寄るのみ。

●お問合せ 竹富町観光協会 
 TEL0980-82-5445
 http://painusima.com/
島には美しい無人の浜がいくつもある。

Photographs_Tarumi Kengo  
お待たせしました。
2006年4月のカレンダーです。
沖縄の風物を絵にしたカレンダーをお届けしています。
お気に召しましたら、プリントアウトしてお使いください。

沖縄料理 Cooking Okinawan Food ンブシー
じゃがいもンブシー
 
材料(4人分)
・じゃがいも ・・・・・・ 400g(4個)
・厚揚げ ・・・・・・ 100g
・豚三枚肉(塊) ・・・・・・ 150g
・合わせ味噌 ・・・・・・ 大さじ3
・砂糖 ・・・・・・ 大さじ1
・サラダ油 ・・・・・・ 大さじ2

ワンポイント
つくりかた
豚三枚肉はまるごとたっぷりの水で30〜40分ゆで、短冊に切ります。ゆで汁を2カップほどとっておきます。
2 じゃがいもは皮をむき、3cm角に切ります。
3 厚揚げは湯をまわしかけて油ぬきし、短冊に切ります。
4 鍋にサラダ油大さじ2をひき、の豚肉と2のじゃがいもを入れて炒め、のゆで汁と味噌、砂糖を加えて煮込みます。
5 3の厚揚げを入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮詰めたら出来上がりです。