あなたに必要な水?




暑くなりましたね。そんな暑さの中、必要なのは水分です!今回は水分補給について取り上げます。
「水分」の体内での役割は、
栄養素や老廃物を運ぶ
体温調節
体液の性質・状態を一定に保ち新陳代謝を正常に行う
と私たちの生命を維持してくれているのです。

体の水分が不足すると・・どうなる??



ご存じのように「脱水症」になります。
体内に入ってくる水分量と体外へ出ていく水分量のバランスが崩れたときに起こる病気です。脱水症は、熱中症の症状の一つです。
初期症状はだるさや口の渇き、めまい、頭痛が現れます。その他にもさまざまな症状を引き起こすといわれています。

水分を摂りすぎると・・どうなる?
こちらはあまり聞かないと思いますが「溢水症(いっすいしょう)」と呼ばれます。多すぎてもダメなんです。具体的な症状は全身に浮腫が生じ体重が増えます。

どちらも重症になると生命の危機に瀕する可能性があります。

あなたのからだに必要な水分量



体内の水分量は加齢とともに変化します。
生まれたての赤ちゃん 体重の8割
乳幼児 7割
成人 6割
高齢者 5割

赤ちゃんや乳幼児が多いのは成長過程で水分が必要なことや骨や脂肪などの組織がまだ少ないからです。
高齢者の必要量が少ない主な理由は筋肉量が減少するためです。特に下半身の筋肉量が減ることで水分量も同様に減るとされています。
水分量は男女でも異なります。
女性より男性の方が多く、筋肉量によって異なります。
体型によっても異なります。
肥満体型の水分量は一般体型やアスリート体型に比べると少なく、脱水症になりやすいとされます。


乳幼児 常に水分補給できる環境を用意しましょう。飲みたいときに水分補給を
成人 喉が渇く前、または渇いたらすぐに水分補給を
高齢者 時間を決めて水分の摂取を、回数を多めに心がけましょう
また大量に汗をかいたときはその分の補給をしましょう

1日に必要な水分量の目安(体重1kgあたり30~40ml)
体重50kgの女性では1.5~2Lが目安となります。年齢や体型によって調整してみてくださいね。

水分補給の注意点



飲料の中でもアルコール飲料は水分補給に当てはまりません。利尿作用が大きく水分不足に陥る可能性があります。
飲み物にも気をつけましょう。
おすすめはお水やお湯です。


食事からも水分が含まれます。食事からとった水分は体に保持されやすいとされるので3食しっかり食べるようにしましょう。

お肌にも水分が必要です!私たちの皮膚の20~30%に水分が含まれています。肌の維持に大切な水分です。
規則正しい生活と内側からの水分補給に加え、化粧品など外からの水分補給も心がけましょう。

沖縄ならではの飲み物で水分補給




●さんぴん茶:中国茶をルーツに持つジャスミン茶をベース。沖縄県内どこでも手に入る定番のお茶
カフェインが控えめでジャスミンの香りがリラックス効果を促進。抗酸化作用のあるカテキンも含まれ美容にもおすすめ!
さっぱりしているので、沖縄のチャンプルーやラフテーとも相性がいい

●ハイビスカスティー:見た目は赤紫色で華やかで沖縄ではローゼルという植物から作られる。爽やかな酸味が特徴。
クエン酸やビタミンCを含み疲労回復などに効果的

●黒糖ドリンク:沖縄県産の黒糖はミネラルが豊富で深いコクとやさしい甘味があり、
黒糖ミルクや黒糖ショウガ湯などいろんな飲み物になる。エネルギー補給に

●アロエベラジュース:沖縄ではアロエベラの栽培が盛んで、少しぬめりのある優しいドリンク。
保水力が高く、熱を内側からクールダウンするので、夏バテや食欲不振の時にもおすすめ。

●シークヮーサージュース:爽やかな酸味と香りが特徴のドリンク。ノビレチンやクエン酸などが含まれ抗酸化作用や夏の疲れにも効果的。炭酸やお水で割ってさっぱりと!
沖縄には、南国の知恵が詰まった飲み物がたくさんあります。美味しく楽しく水分補給してくださいね



まとめ



環境省からも「健康のために水を飲もう」と推進運動を呼びかけています。
マイボトルなどで水分を持ち歩くなど水分補給をこまめに行うことが大切です。
だんだん気温があがり、汗をかきやすくなります。水分以外にもミネラルも意識して摂り入れることがおすすめです。
喉が渇いていないか、乾燥が気にならないかなどチェックするようにしましょう。