「クルクミン」で元気な毎日を



「クルクミン」という成分をご存じですか?
クルクミンは、ウコン(ターメリック)の根で、鮮やかな黄色の色素成分です。昔から健康をサポートする力があるとして注目されています。
ウコンと聞くとお酒のイメージが強いと思いますが、実はクルクミンにはいろんな効果があるのです。
また沖縄などの地域では、古くから料理やお茶に使われ、生活に根付いている素材の1つです。


クルクミンの歴史



クルクミンを含む「ウコン(ターメリック)」は、インド伝統医学で重要な薬草として使われてきました。食事や宗教儀式にも欠かせない存在でした。
漢方にも「鬱金(うこん)」として記録があり、健胃や巡りを整える生薬として活用されてきました。
14世紀頃、中国や東南アジアとの交易を通じてウコンが沖縄に伝わり、薬草として根付きました。特に琉球王府はウコンを重要な輸出品とし「王府専売」として管理していた記録も残っています。沖縄では「春ウコン」「秋ウコン」として区別され、お茶や漬物など日常に取り入れられてきました。
こうしてウコンは、インド → 中国 → 沖縄へと広がり、長い年月を経て「健康を支える自然素材」として世界で受け継がれてきたのです。

ウコンとターメリックの違い



ウコンはショウガ科ウコン属の植物の総称です。
ターメリックは、秋ウコンの英語名なのです。ターメリックはカレーのスパイスとして使用されています。つまりターメリックは「数あるウコンのなかの1種類」なのです。



クルクミンの栄養



クルクミンはポリフェノールの一種です。昔から健康に役立つと注目され利用されていました。
そんなクルクミンの働きをまとめました。

【肝臓のサポート】
ウコンが肝臓のサポートのイメージは強いと思います。
クルクミンには胆汁の分泌を促し、脂肪の消化を助ける作用があるとされ、肝臓の負担軽減や翌朝のすっきり感につながると考えられています。(胆汁は、肝臓で作られて胆のうに蓄えられる消化液のこと)

【抗酸化作用】
体内で発生する「活性酸素」を抑えることで、細胞の酸化ストレスを軽減し、老化や生活習慣病のリスクを下げることが期待されています。

【代謝サポート】
クルクミンが脂肪の蓄積を抑え代謝をサポートする可能性が研究されています。そのため太りにくい体づくりも期待されています。
さらに炎症のサポートや脳への作用など今も研究が進められています。


上記の働きにより

・お酒を飲む機会が多い方
・若々しさを保ちたい方
・健康や美容を意識している方
・翌朝すっきりしたい方

におすすめです。


そんなクルクミンを含むウコンの生産量第1位は沖縄県です。
沖縄では昔から「ウコン茶」や「ウコン漬け」「ウコンごはん」「ウコン入りそば」といった形で生活に取り入れられてきました。南国の太陽を浴びて育ったウコンは、クルクミンを豊富に含み、島の人々の健康を支えてきたのです。



まとめ



クルクミンは、長年の伝統と近年の研究の両面から注目される成分。
「なんとなく不調を感じやすい」「もっと毎日を元気に過ごしたい」そんなあなたに寄り添ってくれる自然の恵みです。
上記の沖縄でのレシピで定着しているのは「ウコン茶」。乾燥させたウコンを煎じたお茶です。また観光地やお土産では「ウコンいり沖縄そば」などもよく見られます。毎日の摂取はサプリメントがおすすめですが、いろんなウコン料理も試してみてくださいね。
自然の恵みを味方につけて、元気で明るい毎日を過ごしませんか?