完全栄養食??たまごの気になる栄養!

あなたは、卵はよく食べますか?
実は日本人1人当たりの年間鶏卵消費量は約320個です(国際鶏卵委員会調べ)。つまり1日1個弱のペースで消費していることになります。卵は身近な食材の1つで、日本人は卵がすきな国民と言えます!
そんな卵の栄養に改めて迫っていきたいと思います。
卵の食文化の歴史

奈良時代にはすでに卵が記録に登場しているようです。世界では紀元前1400年頃の古代エジプトや中国、インドですでに食べられていたとされています。卵は長い歴史を誇る存在ですね。
・奈良時代~江戸時代
記録に登場し、当時は貴族や僧侶だけが食する薬用食品のような存在だったようです。時代がすすみ江戸時代になると庶民にも徐々に浸透していき、卵焼きなどの料理が登場し始めます。
・明治時代
西洋料理の普及などにより卵料理も増え、広がっていきます。このころから卵の栄養が評価され始めたとされます。
・昭和時代~
冷蔵庫の普及により卵の常備が一般化されます。卵料理が家庭に欠かせない存在になっていきました。
沖縄にも卵を使った郷土料理がありますので、いくつか紹介します!
「ポーク卵」

スパムと卵焼きを組み合わせた料理です。朝食やお弁当、おにぎりにも使われ、コンビニなどでも売られています。
「ゴーヤチャンプルー」

ゴーヤに卵を入れるスタイルです。色味も美しく仕上がります。
チャンプルーとは混ぜこぜという意味でいろんなバリエーションで楽しめます。
例えば、フーチャンプルーやソーメンチャンプルーなどです。
「中味汁」

豚の内臓を使った沖縄の祝い料理に溶き卵を加えるアレンジ料理です。栄養価もUPでおすすめです。
卵の栄養

卵はご存じの方も多いように手軽で栄養価の高い食材ですね。たった1個で必要な栄養素がぎゅっと詰まっているのです。
主な栄養素は、たんぱく質、ビタミンA・D・E・B群、鉄や亜鉛などのミネラル、レシチン、コリン、ルテインが含まれ、免疫や体や脳の健康・美容に役立ちます。
卵白と卵黄も違います。卵白はたんぱく質が多く、卵黄は脂質やビタミンが豊富なのです!
卵の中でひよこの発育に必要な栄養をすべて備えているのです。卵黄の栄養はコチラ!
【ビタミンA・D・E・K】免疫や骨の健康などに役立つ
【コリンやレシチン】記憶力など脳の健康や脂質代謝を助ける
【鉄やリンなど】貧血予防や骨の形成を助ける
ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を含んでいるため、「完全栄養食」と呼ばれることがあります。
しかし卵だけでなく、野菜や果物など様々な食材と一緒にバランスよく食べることが大切です。
たまごと相性のいい食材

◆たまご+にんにく ・・
にんにくのアリシンが卵に含まれるビタミンの吸収を促進し、疲労回復やスタミナアップを導きます。
◆たまご+納豆 ・・
納豆のビタミンK2と卵のビタミンDが合わさるとカルシウムの吸収率がアップ。2つの食材が腸活効果でスッキリに導きます。
◆たまご+ほうれん草・・
ほうれん草の鉄分や葉酸は、卵のレシチンやビタミンと組み合わせることで貧血対策に。見た目のバランスも鮮やかです。
卵は、いろいろな食材と合うので毎日の食卓におすすめ食材です。青汁の卵焼きなどちょっとしたアレンジでヘルシーな1品にもなりますよ。
また上記の沖縄料理もぜひ試してみてくださいね!
まとめ


卵は、完全栄養食に近く毎日食べたいスーパーフードの存在ですね。また成長期のサポートや働き盛りの大人、妊婦、高齢者のいろんな年代におすすめできる食材なので、ぜひ栄養を考えて組み合わせて摂りましょう。にんにくや納豆など健康に良いとわかっていても摂りにくい組み合わせの食材はサプリなどで効率よく摂るのもおすすめです。
栄養食に近いからと過剰にとることは避けて、1日2~3個までにしましょう。
料理に卵を加えることで、たんぱく質UP、味がマイルドになり、満足感や見た目もUPするのでバランスよく毎日の食事に利用してくださいね。