「目の愛護デー」!実はすごい「涙」のチカラ



10月10日は「目の愛護デー」です。
「1010」を横にすると、眉と目の形に見えることから、この日が「目の愛護デー」となったといわれています。
目の健康について考えるきっかけとして、毎年さまざまな啓発活動が行われています。
でも、目を大切にするといっても、「何をすればいいの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、目の健康を考えるうえで欠かせない存在、「涙」に注目してみましょう。

涙は「悲しいとき」だけじゃない!



涙と聞くと、悲しいときや感動したときに流すものを思い浮かべますよね。
実は、涙は普段から自然に分泌されていて、目の表面を守る大切な役割を担っています。
まばたきをするたびに涙が目の表面に広がり、目をうるおわせているのです。
つまり涙は、目にとっていわば「天然のバリア」のような存在なんです。



涙の働き



涙には、目を守るためのさまざまな働きがあります。

① 目の表面をうるおす
涙が目の表面を覆うことで、乾燥から目を守ります。
目の表面は常に涙で覆われており、涙が安定して存在することは、快適な見え方にもつながります。

② 目に栄養や酸素を届ける
角膜には血管がないため、涙は角膜に必要な酸素や栄養を届ける役割も担っています。
毎日当たり前のように目を使えるのも、こうした涙の働きがあるからなんですね。

③ ゴミやほこりを洗い流す
目に小さなゴミが入ったとき、急に涙が出てきた経験はありませんか?
これは、涙によって異物を洗い流そうとする、目の自然な防御反応のひとつです。

④ 目を外敵から守る
涙には、細菌などから目を守る働きもあります。
一見すると透明で何気ない「涙」ですが、実は目を守るための大切な仕組みが備わっているのです。

目が乾くのは?



「目が乾くなら、涙が少ないのかな?」と思うかもしれません。
しかし、最近ではドライアイは単純に「涙の量が少ない」だけではなく、
涙が目の表面にとどまる安定性も重要だと考えられています。
涙は、目の表面にしっかり広がって、安定して存在することが大切なのです。
また、パソコンやスマートフォンなどに集中していると、まばたきの回数が減り、涙が蒸発しやすくなることもあります。
「なんとなく目が乾く」「目がゴロゴロする」と感じるときは、目からの小さなサインかもしれません。

沖縄の暮らしから考える「目の健康」



沖縄といえば、青い海、強い日差し、色鮮やかな自然。

◎沖縄には目の健康を支える栄養を含む食材がいろいろあります。

紫いも・ハンダマなど:アントシアニン・・抗酸化成分として知られるポリフェノールの一種
ゴーヤー・島にんじん・フーチバーなど:β-カロテン・・体内でビタミンAに変わり、視覚機能の維持に
モロヘイヤ:ルテイン・・目の細胞の酸化を防ぐなど

色とりどりの野菜や魚などを組み合わせ、バランスのよい食事を心がけることが大切です。



◎沖縄の青い海を眺めるように、たまには遠くを見る時間を。

目の前のスマートフォンやパソコンから少し離れて、窓の外の景色や遠くの空を眺めてみませんか?
ほんの少し視線を遠くへ向けるだけでも、目を休ませるきっかけになります。
忙しい毎日の中に、そんな「目のためのひと休み」を取り入れてみてください。



「目のいたわり習慣」



目の愛護デーをきっかけに、特別なことをするのではなく、毎日のちょっとした習慣から目をいたわってみましょう。

◆意識してまばたきをする
集中していると、知らないうちにまばたきが減っていることがあります。
ときどき意識して、ゆっくりまばたきをしてみましょう。

◆目を休ませる時間をつくる
長時間同じものを見続けるのではなく、適度に目を休ませることも大切です。
遠くを眺めたり、目を閉じたりして、目にひと休みの時間をつくりましょう。

◆乾燥しすぎない環境を意識する
エアコンなどによって空気が乾燥すると、目の表面の涙も蒸発しやすくなります。
室内の乾燥が気になるときは、加湿器なども取り入れてみましょう。

◆気になる症状は放置しない
「目が乾く」「ゴロゴロする」「充血する」「見え方がおかしい」など、気になる症状が続く場合は、自己判断で済ませず眼科に相談しましょう。



まとめ



私たちは毎日、目からたくさんの情報を受け取っています。
景色を見たり、本を読んだり、人の表情を見たり、おいしそうな料理を眺めたり……。
普段は意識することの少ない「見る」ということも、目が元気に働いてくれているからこそできることです。
10月10日の「目の愛護デー」。
今年はいつもの目のケアに加えて、毎日目を守ってくれている「涙」にも少し目を向けてみませんか?
今日からできる小さな習慣を取り入れながら、大切な目をいたわっていきましょう。